Shun Daichi
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10 祈りと、許すことの魔術
 
 あなたが求め、必要とするものは、心の法則に従えば、なんでも持つことができます。限りない知恵がある偉大な力の存在を知り、積極的に近づけば、その力はあなたに応え、必要を満たしてくれます。それを知るのは嬉しいことです。あなたにとって、もっとも価値ある知識は、心の創造力や大生命力の法則の使い方を知ることです。それを知れば、あなたの欲すること、必要とするものが自動的に手に入ります。
 
 ある祈りは答えられ、他は聞かれない。なぜか?
 
 無限の、知恵ある、創造的な力と接触し、交信しすることは、ふつう祈りと呼ばれます。それを霊的またはメンタル的な処置と呼ぶこともできます。なんと呼んでも同じことです。いましばらくは祈りと呼んでおきましょう。直感的に、人は、自分自身の世界に主権をもつことを知っています。そしてその主権をふるいたい強い衝動をおぼえます。歴史をみると、いろいろな民族で、ある人びとは主権を行使して、健康と幸福と満足を体験しています。他の人びとはそれを得ていません。大生命力が、ある特殊の人を選び出して、その人にのみ、恩恵をほどこすとは、とうてい信じられません。ある人たちは成功の法則を見つけて、それを使ったのでしょう。ヤコブは聖書に書いています。
 「あなたが求めても、受け取れないのは、間違った求め方をするからだ」
 あらゆる時代、あらゆる国、そしてあらゆる宗派の人々は、平和や満足や成功を体験しています。大生命力は人による差別をしないのです。普通以上の成功をした人は、意識してか無意識か、知恵あって応答する偉大な力が実在することを認め、その力を使う方法を見つけたのです。
 キリストは、私たちが持ちたいものを、大生命力から、いかに入手できるかを教えています。
 「だから私は、あなたに告げよう。なんでもあなたが祈り求めるものは、それをすでに得たと信じなさい。そうすれば得られるのだ」
これは簡単そうですが、たやすくはありません。善きもと、大生命力への信念と、想像力の働きを要します。大部分の人たちが、善きものは手の届くところにあり、善きものを持つ正当の権利がある、という信念を持てない理由を、キリストは、「あなたが持つと信じれば持つことになろう」と言ったあとに示しています。彼は、こう言いました・・・
 「祈るときに、だれかに反発する気持ちを持つなら、その人を許しなさい。そうすれば天にいる父である大生命力は、あなたの罪も許してくれる」と。
 
 効力ある祈りの二つの段階
 
 第一歩は許すことです。それは過去のすべての傷や失敗、罪悪感や喪失感のすべてを手放し、あなたの心をきれいにすることです。あなたが許されたのちは、大生命力が必要なものを与えてくれたと信じ、それはいまや、あなたのものだと信じなさい。
 この二つのメンタル操作で、創造の法則は、あなたの欲するものを、あなたにもってくる動きに入ります。なぜならば、すべてを許すと、あなたはすべてを持つ権利ないしは資格があると信じることができるようになるからです。すべてを許すと、すべてを持つ権利ないしは資格があると信じることへの、内心の抵抗を取り除けます。あなたは善きものを持つ権利があると信じる必要があるのです。それをまず信じなければ、正直な大生命力が、あなたにそれを手渡すだろうと信じられません。持つ権利があると信じることができれば、そのときこそ大生命力の法則が、あなたに善きものをもってくると、確実に信じられます。もし過去の傷や、罪悪や強い衝撃のあと味をすべて投げ捨てると、あなたは善きものを持つ権利に疑いを持たなくなります。許すことにより、創造する精神が、あなたのために積極的に動けるようになります。
 過去に縛られていれば、前進はできません。心が憎しみや、過去の傷や失策などの記憶でごった返していると、効果的に考えることはできません。だから許すことが必要なのです。それによって初めてわれわれや、隣人や、神を愛することができます。だれでも、傷つき、あやまちを犯し、失敗をしたという感じを胸に抱いているものです。こういう否定的な心の在り方を続けるかぎり、くりかえし、くりかえし、古い体験を生きることになります。
 心理学者は教えます。一〇人のうち少なくとも七人までは、一生を通じて、罪悪感、罪または過失を犯したという感じを持ちつづけ、それから解放されたとか、許されたという感じを持たない、と。彼は善いものへの権利を感じないのですから、当然それを期待しません。そういう方は、いかに多く祈ろうと、お願いしようと、泣きつこうと、善いものをみずから遠ざけているのです。
 多くの方は深い喪失感や悲しみを抱えています。頼りにしていた家族や友人を失ったのかもしれません。あるいはお金や地位を失ったのかもしれません。この悲しみの感情は、すでに過去の記憶となっていても、悲しむ人の思考を支配しています。彼らは拒絶されていると感じます。大生命力に反対されていると感じます。人々や世界から正しく扱われていないと感じます。こうなると、このような人々は望むものを得られることを信じられなくなります。あるいはすでに望むものを持っていることを、信じられなくなります。なぜならだれであっても、信じるものが実現してしまうからです。衝撃や恐れの記憶は、怒りや妬みの原因となります。これは嫌な状態です。
 大生命力であろうと神であろうと、私たちを罰することはありません。われわれが、己を罰するのです。どう罰するかというと、それは、魂のなかに過去の失敗や、衝撃、喪失を保つことによってです。このことを理解することは、非常に大切です。罪があるとか失敗したとかの感情は、大生命力がもたらそうとする愛とか寛容の感覚の邪魔をしています。
 大生命力から、正しく扱われていないと感じていることは、大生命力との調和が取れていないことを意味します。疎外されていると感じるのです。私たちが罪の感覚を持ち、失敗を償っていないと信じていると、あなたが得るべき、楽しみや愛、好意や感謝の感覚を持てなくなります。誰かを傷つけたら、あなたには許しが必要です。そうしないとあなたと傷つけられた人とのあいだには、障壁ができてしまいます。誰かに傷つけられたら、まずはその相手に愛情と好意をしめすことが必要です。その方の行為の動機を理解しなければなりません。その方を遠ざけたり、自分から離れたりすると、メンタル的にその方との調和が取れず、別離の感覚が生まれます。これで、許すことの大切さが、おわかりいただけたでしょうか。
 人々と調和が取れているという感覚と、人々に愛を持つことは大事です。そうすると同じような調和や愛という感情が、あなたにも与えらます。私たちが大生命力に愛情を感じると、大生命力も愛情をもって反応してきます。人々とは絶え間なく好意の関係を築く必要があります。大生命力とも同じことです。もちろんこれは宗教とは関係がありません。神学とも関係がありません。関係があるのは健康的に物事を成就することにより、効果的な人生を築くことです。覚えていて欲しいのは、愛情や、あなた自身について、人々や大生命力についてどう感じているかは、あなたの信念に影響を与えることです。信念は想像力の方向を定めます。経験したことが何であるかも決めます。したがって許すことは、「何度」でも必要です。
 
 許すことは自然界の原則
 
 自然界は、つねに許します。自然界は、最大の与えるものであり、また許す存在です。あなたが、手を鋭いナイフで切ったとすると、自然の力は直ちにその損傷を直しにかかります。あなたが手を切るのは過失でしたが、自然はその傷を修復することをためらいません。自然は直ちに許して、たちまち修復にかかります。もしもからだにあわない食物をたべて、消化器官をこわしたとすると、自然は直ちにその障害の修復に取りかかります。悪いものをたべたことは、過失であったにもかかわらず、あなたは全生涯を故障したままで過ごさなくてもいいのです。自然は戦場の荒廃さえ、草と花とでおおって修復します。
 わたしたちの社会構造においても、許す原則があるのがわかります。破産法は、方策がつきたように見えるときでも、実業人たちを救済します。もし彼が経済的に手を広げすぎ、あるいは過失をおかして、負債を払えないとなれば、彼は判事のところへいって、あやまちを告白し、許してもらうことができるのです。彼の負債を帳消しにし、ふたたび自由で尊敬される市民として、生活をはじめることができるのです。負債の重荷を肩からはずせるのです。
 自然界の全部にわたって、許しの原則があります。たとえば、それは健康を取りもどすことです。事故か誤った考え方によって、病気になったとき、自然界はそれを許します。自然は、私たちが本分を果たせば、以前の調和、健康、幸福や平和に連れもどします。だから許すことは自然なのです。もしも健康で幸福でありたければ、自分に対して真でなければなりません。もし平和で自由で、成功して、私たちのもつ創造性に完全な表現を与えたいなら、否定的または傷ついた過去の記憶で、大生命力の自由な流れを妨いではいけません。否定的な考えは、愛と信念に変わらなければなりません。誰かと衝突しているとか、なにかに反抗しているなら、そのすべて許せ、と言ったキリストのことばは、とても実際的です。そして、ここに「誰か」というのは、われわれ自身も、すべての人びとも、あらゆる過去の体験も、なにもかもを含むのです。神すらも含むのです。
 つぎの四つの短い章では、許すという、非常に大切なことを、さらに深く検討します。