Shun Daichi
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第二章
 
 あなたが持つ不思議な力
 
 発明家エジソン、数学者アインシュタイン、音楽家ベートーヴェン、哲学者エマソン、または飛行機を発明したライト兄弟などが使った「心」の力は、あなたが使うのと同じものだと考えたことがありますか? 実は、何世紀にもわたって偉人が使って来たのと全く同じ「心」の力が、あなたにも使えるのです。「すべての人に共通する一つの心の力がある」のです。宇宙に一つの「心」の力が実在していて、それを私たち各自が使うのです。
 
あなたも奇跡を起こせる
 
 あなたは言うでしょう。「しかし偉人や、奇跡を行う者などと比べて、私は何なのか?」と。それに対する答えは、やはり「彼らは、あなたが使うのと同じ心の力を使った」ということです。もちろん彼らは、あなた以上に効率的に、効果的に使ったでしょう。ですが、もしあなたがより多くを理解し、さらに有効に使えば、あなたもいまより多くのことを成し、いま以上になり、より多くのものを持てるのです。
当然私たちは、いま現在知っているところから出発し、その理解と知識と情報を発展させ、使わなければなりません。私たち自身について、また私たちが使うべき「心」の力というこの素晴らしい道具について、知りうるかぎりを学び、その上でそれを使うべきなのです。
 ついこの間のこと、一人の若い婦人が、発表したいという歌を携えて私のオフィスへ来ました。多くの音楽出版社を訪ねたが、うまくいかなかったというのです。それでもなお、彼女はその歌に価値があると感じていました。私たちは、その歌を発表してくれる人が誰か必ずいる、という肯定的な信念を持つよう彼女を励ましました。彼女の想像では、その歌が何百万と売れ、ラジオやテレビで歌われるのが見えました。彼女は想像力で成功の絵を描きあげたのでした。彼女は直感のとおりにすべきことを行い、最も深いところの潜在意識に従って行動しました。すると、思い通りの音楽出版業者に出会うのにそう長くはかかりませんでした。歌にとても熱心な業者です。そして、この若い婦人の成功はゆるぎない事実となりました。彼女はまず成功についての考え方を変え、その新しくなった心を毅然として持ち続けて、この上ない知力に従って行動したのでした。それだけでよかったのです。
 私のよく知る一人の男性は、商業地区の大きな地所をたくさん所有していましたが、みな重い抵当に入っていました。安全をはかって手を広げすぎたのです。彼は債権者が今にも責めてくるだろうと気がかりでした。心配と恐怖でどうしていいかわからず、破産が彼の顔を見つめているような思いでした。彼はおびえ、病気になりました。彼は、財産を何としてでも救いたいという思いで、ほとんど絶望的な可能性にもすがってあちこち駆けずり回り、彼の知るあらゆる客観的手段をもつくして難題解決を試みましたが、すべてが間違った方向に進んでいくようでした。
 彼が一つの失敗からまた次の失敗へと話を進めながら、神経質に爪を噛んでいた姿が思い出されます。もはや抜け道はなく、頼みの綱の先端にぶら下がっていました。彼は、金を貸してくれた人々がいまにも財産を差し押さえに来る、もうお手上げだ、と思い込んでいました。
そこで私は言いました。
 「ビル、あなたの債権者に対する態度を変えてみたらどうだろう? 彼らを友人、あるいは仕事仲間だと考えてみなさい。実際、彼らはそういう商業的な冒険を君にやらせるために資金を貸したのだから、共同出資仲間だ。そして君の友人でもある。彼らは君を信用しているのだ。そうでなければ君に貸し付けなかっただろう」また、「彼らも君と同じように仲間としてその地所の権利を持っている。だから自分の立場だけでなく、彼らの立場にもなって、彼らの観点からもすべての事態をながめてみるべきだ。言い換えれば、君は自分を愛するように仲間を愛し、自分の利害と同じく、彼らの利害にも関心を寄せるべきだ」と指摘しました。さらに、「様々な債権者と会合を開く前に、自分のためだけでなく、彼らのためを思うように、心を整えておくべきだ。どの会合においても、自分の福利と同じく、彼らの福利のためにも献身するといい」と提案しました。
 そして、ビルの態度の変化のゆえに、会合の雰囲気は一変しました。債権者のビルに対する態度が変わったのです。奇跡のようなことが起こったといえば話が早いでしょう。もっとも大きな債権者であった銀行は、ビルの財産全部に対して再融資し、間もなくビルはその銀行の重役になって、不動産部門の責任を持つことになり、財政面は救われ、将来が保証されました。自分自身に信念を持ち、隣人を愛し、債権者の立場を理解し、そのために献身したことが、多くの配当をもたらしました。ビルの心の態度が変わったことで、彼が体験する世界はことごとく一変しました。彼は実に、自分が他人から行ってもらいたいと思うことを、自分のほうから他人に行い、それゆえに仲間たちが彼に対する態度を変えるようになったのでした。
 ジム・ドレイクはチェーンストアを経営していましたが、まずい事態に追い込まれました。彼もまた、信用で手を広げすぎたのです。一時は持ち物全てを失うかと思われました。げっそりとして元気もなく、おびえ、酒びたりとなってから、彼は私に相談に来る決心をしました。私は彼がそんな体験をしたのは、否定的に曲がった考えのせいであって、もし何か肯定的な考えを持てば、まさしくその反対の成功を体験するだろうと説明しました。物分かりのいい人でしたから、彼は最後にこう言いました。
 「なるほど、私に必要なのは正しい考え方だけですね。そして私自身をもう一度信頼することと、正しい考えを持つ力が私にあると信じれば、その正しい考えは直ちに私のところへ来るのですね」
そう口に出すと、彼は身体をくつろがせて、自分の内心の指導に耳を傾け、やがて何をすべきかを知りました。そして真剣になって自らの将来を企画しました。その実現には、かなりの勇気と根気と決意が必要でしたが、彼はそれができると確信していました。大生命力が自分の内にあることを知り、その内なる力に頼ったからです。
 彼は今、昔よりも裕福になり、賢明で、いっそう幸福な男となっています。彼が変化するうちに、新しい友人もたくさんできて、いまでは多くの人が彼を信用し、彼と仕事をしたがります。これは奇跡ではありません。超自然的とか超人間的とかいうものでもありません。彼は単に、決して誤らない因果の法則を使っただけです。彼は新しい原因を作りあげ、その結果として前とは違った体験の世界を獲得したのでした。
 
考えるとき、あなたは「心」を使っている
 
 思うこと(=「心」を使うこと)を通して、原因を作動させると、その原因が行動を起こし、それに相応する結果を生むのです。宇宙の全ての生命にこの法則が見られます。
 ケシの花の種を地にまけば、必ずケシが得られます。アザミを得るということはありません。しかし覚えておいてください。ケシが欲しければ、その種をあなたがまかなければならないのです。はじめに、ある結果を望みます。ケシが欲しいのだと仮定しましょう。あなたはケシが咲いているのを想像します。種をまけば、ケシが手に入るという信念を持ちます。そして、種はあなたがまかねばならないのです。
 これは全て、「心」の働きです。起こること全ては、「心」が働いた最終の結果です。あまりに長い間私たちは、自分みずからを頭脳や循環系統や、そのほかの身体機能を持つ単なる肉体だ、と考えていました。脳やからだの背景に、大生命力の中の自覚を持つ一点があることを認識できずにきました。何が脳やからだを働かせるのでしょうか? そもそも脳やからだの存在は何に基づくのでしょうか? これら全ては、空の高いところか、あるいは宇宙空間の外にいて魔法の杖かなにかを振る偉大かつ至上の神の仕事だ、と私たちは考えていたかもれません。私たちの過失や失敗・・・失業、貧困、不幸、病気・・・つまり私たちの人生に良いことがないのを外界の神や創造主のせいにしてきたかもしれません。一部の人は、悪魔と呼ぶ悪い神に罪をきせたりもしました。つまり多くの人は、真理に直面したがらないのです。本当は彼ら自身の否定的なものの考え方から、胸痛むそんな不幸な体験を作り出したのです。
 大生命力の創造の力は、私たち皆が使うことができます。「心」は創造の道具です。誰もがそれを使って、私たちの望むものでも望まないものでも造りだせるのです。多くの人は、成功の称賛を得ることを望みますが、失敗については自分以外の誰か、または何かに非難の矛先を向けたがります。苦難に出会って神を責めるとき、そんなに多くの言葉は使わないにしても、これくらいのことは言ったり思ったりしているでしょう。
 「そう、これが神さまの御心なのです。もし私を健康でいさせたければ、病気になどなさらないでしょう。もし金持ちにしたければ、こんな貧乏にはしておかれないでしょう」
 こんなことは子どもじみた、いわばアリバイ(逃避)で、このように言う人は、まさに自己の責任を逃れようと、あがいているのです。
ここまで言うと、誰かがきっと私にこう言うと思います。
 「では著者が、神への道を示し、万能の神を理解する方法を教えてはどうか?」
 さて、それはまさしく私がしたいと望むところです。しかし、あなたの期待にぴったり当てはまる方法とは違うかもしれません。というのは、これからのページを一緒に読み進めるとわかりますが、「神とはあなた自身である」ことを発見するよう、あなたのお手伝いをするからです。神とは・・・あなたが毎日使っている力そのものです。
 どこか空高いところにいらっしゃる外界の神に助けを求めるのではありません。あなたも私も、すぐそばの頼りになる神の力を使うのです。直ちに、そして常に私たちが使える最上の力、毎日使えて、より素晴らしい良いことを私たちの生活にもたらすことのできる力です。あなたが神の力を使う無限の能力を持つことに気づき、あなた自身の価値を高めるよう、あなたのお手伝いをしたいのです。あなたが神の無限の力、無限のエネルギーを発見する手助けをしたいのです。
 この力は、否定的であろうが肯定的であろうが、あなたの考えに反応します。この力を日々よく理解すればするほど、あなたのために、大生命力または神が、あなたの思考の主な傾向や態度や信念につねに応えることがわかるでしょう…なぜならば、永遠の大生命力そのものによっての働きで、あなたに起こることはつねにあなたの信念に即応するからです。
 
あなたの思考に注意しなさい
 
 あなたの思考・・・あなたの態度、信念・・・それらに注意しなさい。そうすれば、大生命力の偉力が、あなたの心の在り方に力強く反応することがわかるでしょう。
 私たちは神秘的な、不可思議な、抽象的な神について話しているのではありません。温かい、心の中に住む、使える、実証できる、そして知恵がある大生命力の愛に満ちた偉力について話しているのです。それはこの全宇宙の大生命力だけではなく、あなた自身の中に実在する大生命力です。それは、あなたの大生命力です。それは、あなたです。あなたと神は、ただ一つのものですから。