Shun Daichi
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2001年5月

ナルシストとのつきあい方



 天才だと言われる人にはナルシストが多い。
 日本で目に付くナルシストの筆頭は、野球の長嶋監督だろう。新聞記事で読んだが、ある女性記者が長嶋監督担当で長く取材をしている。それに対して長嶋監督は「私を取材すること、それが彼女に与えられた人生の使命なんでしょう」と当然のように言う。
 「よくいうわ」と感心したが、当の女性記者は「早く長嶋監督担当を辞めて、別のことをしたいが、今は生活のためにしかたがない」というようなコメントをしていた。
 米国の前大統領クリントンも筋金入りのナルシストだ。「ホワイトハウスの赤裸々な人たち」という本を翻訳したのだが、クリントンは人に謝るということをしない。
 「すみません。私が間違っていました」と決して言わないのは、ナルシストの特徴なのだ。もっとも、芝居がかった演技で謝罪をすることはある。だがそれは演技であって、本心ではない。
 作家の三島由紀夫も生きているときは天才だと言われた。また「とっちゃん坊や」だとも言われた。つまり、大人のなりをしていても子供っぽいのだ。三島由 紀夫のことはよく知らないが、彼もナルシストに違いないだろう。そう、ナルシストは子供のように無邪気なところがあるのだ。それは、最初の長嶋監督のコメ ントを見てもわかる。
 ナルシストの特徴は他にもある。
 まず、心を許せる友人がいない。ナルシストは自分の素晴らしさにほれ込んで陶酔をしているわけだから、同等の存在を認めない。だから友達もできない。
 したがってナルシストは、本当のところ孤独だ。
 ナルシストは、自分のことを客観的に見れない。だから自分がナルシストだという自覚が無い。
 ナルシストは自分しか愛せない。だからナルシストに好かれたら用心したほうが良い。それは、自己愛の表現であって、あなたを愛しているわけではないのだから。つまりナルシストを高く評価するあなたを高く評価しているのであって、彼・彼女を批判した途端に、あなたは嫌われる。
 ナルシスト同士は決して仲よくはなれない。自分以上に素晴らしい存在など認める気が無いからだ。したがって、ちやほやしてくれる取り巻きは大好きだ。つまりナルシストとは、お世辞を真に受け取り、疑問に感じない人々でもある。
 競争の厳しいこの社会では、成功者にはナルシストが多い。自分を愛し、惚れて、陶酔していれば、たしかに自信満々だろうし、劣等感とも無縁で、すべてをプラス思考する傾向があり、成功者になりやすいのだろう。
 映画などですっ裸を見せる男優や女優などもナルシストなのだろう。私が好きな男優ハリソン・フォードもすっ裸を見せている。彼がナルシストだとちょっと 残念なのだが・・・。さらには作家という職業にもナルシストが多くても不思議ではない。なにしろ文章を書くというのは、自分の心を裸にして見せることだか らだ。
 となると、私にもナルシストの素質があるのだろうか? 幸か不幸か翻訳はたくさんしているが、自分で書いた本はまだ二冊だ。その本「沈黙の神殿」を書い た後も「本をかいた、というよりも恥をかいた」という気持ちの方が強かった。恥ずかしがり屋で、ナルシストになりきれない物書きの悲哀を味わっているわけだ。
 そういう私でもこれだけ長く生きていると、ナルシストの人々と接する機会も出てくる。そこでナルシストとのつきあい方の伝授を試みよう。

  1. 極力、ナルシストは敬って遠ざける。
  2. 付き合う必要があったら、プロとプロの仕事の関係に限る。たとえばクリントン前大統領とゴア前副大統領の関係だ。二人は共通の目的でむずばれた盟友だが、ライバルであり、心の友ではなかった。相手が、ナルシストでも、これならうまくいく。
  3. ナルシストが相手だと、真の友情は育たない。そこで先生として敬い敬遠するか、自分の優位な点があれば、その面だけで付き合う。年下なら、相手に求められたときだけ付き合う。
  4. 私の手段はこれしかない。他にも方法があったら教えて欲しい。
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