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第16章 短い指

 写真60のような短い指は、あらゆる種類の人々に見られますし、男女の区別もありません。普通は一目見ただけで短いと感じます。短い指の特質を知っていれば、正確にその方の性格を判断できます。
 短い指を折り曲げても、金星宮の中ほどにも達しませんし、手全体から見ても短く感じます。長い指の姿を頭にイメージとして固定させていたら、短い指を簡単に認識できます。もちろん、短い指にも多彩な段階があります。
 金星宮の真ん中近くまで届くならば、普通の短い指で、それよりもはるか手前までしか届かないこともあります。手の平が長くて指が短いこともあります。この場合は、通常のラインまで、まったく届きませんし、短い指の特質が非常に強く現れます。さらに手の平が大きくて四角ならば、この方は実際的な方です。
 短い指の特質は、長い指の正反対です。短い指を持つ人々は詳細に入り込むのを大変に嫌います。細分化して対処するのではなく、つねに全体をみて対処します。細かいことを考えさせられるのは、彼らにとっては苦痛でしかありません。
 普通の短い指の持ち主ならば、迅速に考えますが、非常に短い場合は瞬間的に考え、考えたと同時に行動に移します。このような方に何かを提案すれば、即座に返事が返ってきます。彼らの頭脳の働きにはスローなところが無く、詳細に立ち入ることも好みません。すべてに迅速で行動的です。
 彼らは極めて直感的で、あなたが真実を語っているのか、ほらを吹いているのかを正しく判別できます。彼らの頭脳は迅速に働き、まだあなたが話の最中で最後の言葉を述べないうちに、独自の意見を形成します。彼らは詳細を分析することも無く、細心でもありません。
 彼らは物事全体に対処しますが、それを遅れることなく行います。指の短い方々が求めているのは実質であり結果です。それがどのように行われるかの詳細ではありません。新し仕事に関心を持ってもらいたければ、素早く核心を話すほうがよいのです。彼らが知りたいのは、金が儲けられるかどうかであって、どのようにして金を儲けるかの詳細ではないのです。
 彼らは「細かいことは誰かに任せればいいんだ」というでしょう。この「誰か」というのは、指の長い人々です。指の短い人々の扱いには困るときが多々あります。彼らは素早く考えるので、あなたが話を終える前に「そんな話は前に聞いたことがある。そんな話に私が乗ると思うな」と言われてしまうことがあります。
 彼らは衝動的で、その時の閃きで行動します。性急な行動をとることが多く、後で後悔することがよくあります。彼らは一気に結論に飛びついてしまい、失敗することがよくあります。彼らは優れた可能性を持っていますが、性急な行動でその可能性を潰してしまいます。彼らは短気で、一度行動を起こすと、どんな仕事でも驚くほど勤勉に遂行します。
 指の短い人々は、大きな仕事をしない限り満足ができません。彼らは世界を動かす巨大なプロジェクトを計画し、巨大な建物を建て、軍隊を率い、詳細にはこだわらず、大きな事柄だけを管理し、方針決定をして、それらを実行するさいの細かいことは長い指の持ち主に任せます。
 指の長い人はこつこつと働き、貯蓄をし、注意深く、時にはけちです。ところが、指の短い人々は、威勢が良く、性急で、素早く、大計画をたくさん持っています。彼らは指の長い人々が夢中になる小さなことの詳細については、軽蔑の念を持っています。
 指の短い人々は、服装などにあまり気を使わないことが多いのです。大きな計画があるので、衣装や着こなしなどには関心が薄いのです。彼らはあまりにも大きなプロジェクトに関与しているので、社会の風習やエチケットなどに気を使いません。
 彼らは軽微なことを見逃すので、時には繊細な神経を持つ指の長い人々を自暴自棄に追いやります。長い指の方はあなたを不信の目で見るでしょうし、あなたの言葉にも疑いを感じるでしょう。一方、指の短い方はそんなことはありません。彼らは素早くあなたの言ったことを消化して、あなたが何を言いたいのかを推断します。
 指の短い方々は神経過敏ではありません。したがって、一般的に彼らはハッピーで楽しい仲間になります。彼らがいると、あなたは常に彼らの衝動性や敏捷性、直感力、さらには優れた資質や頭の良さを感じるでしょう。
 指の短い人々に関して確かなことは、彼らが素早いユーモアに富むことと、表現方法が非常に簡潔なことです。彼らの文章は見事に簡潔です。短い言葉で多くのことを語る才能があります。このため指の短い人々は新聞記者や短編小説の作家に向いています。このように指の短い方々が持つ特質を思うと、彼らが成功するには非常な強さが必要なことが理解できます。

 短い指を持つ人々が成功するかどうかについて知りたければ、まず見なければならないのが、指の先端の姿です。
 指の先端がとがっているのは、短い指の人にとってもっとも危険な兆候です。とがり状の先端は、理想主義的で熱烈で、詩的な心と魂を持ち、印象主義的で世俗的な価値に関心が薄い特質を持つからです。とがり状の先端は非実際的な物の見方をすることを示しています。それに短い指の衝動性と迅速性が加わると、短い指の特性が突出してしまう危険があります。
 円すい状の先端ならば、とがり状の先端ほどの危険はありませんが、それでも短い指の特質が強くでてきます。
 四角状の先端を持つならば、短い指の衝動性は緩和され、実際的となり、印象だけとか、半分だけ料理した状態で行動に移る傾向が減るでしょう。ヘラ状の先端は行動力と独創性を付与しますが、四角状ほど、短い指に有利ではありません。四角状の先端は、ほかの先端にくらべて短い指に落ち着きと常識を与えるところがあるのです。
 手に柔軟性があると、短い指の特質に心の伸縮性が加わります。このような方は、広い分野におけるいろいろな事柄に対して、優れた適応性を発揮します。柔軟性は熱烈さも加えます。
 多様性に極端な見解という傾向が重なるのは良い組み合わせではありません。たとえば短い指にとがり状の先端があり、それに柔軟性が加わったら、この方のボイラーが爆発してしまうでしょう。
 たるんだ質を持つ手ならば、その方は怠け者で、短い指の特質も力を失います。彼らは考えることは迅速ですが、怠け者なので迅速な行動を伴わないでしょう。このような方の場合は、短い指の特質はメンタル面だけに現れるわけです。
 柔らかい手はたるんだ手よりも活動的ですが、厳しさには欠けます。伸縮性のある手は、短い指の特質を最大限に発揮させます。伸縮性のある手は、知的エネルギーに溢れていることの証拠です。したがって優れた組み合わせです。
 硬い手は、伸縮性に欠ける頭脳エネルギーを示していますが、短い指の特質を押す傾向があり、たぶん押し過ぎるでしょう。したがって伸縮性のある手が、短い指には最適だといえます。
 こぶだらけの指は短い指の特質である迅速な思考を緩和させるので、優れた組み合わせです。こぶだらけの指の特質である分析的指向と何事にも理由を必要とする性向は、短い指の人々の衝動的な傾向にブレーキをかけるのです。
 最初の関節のこぶだけが発達している場合、短い指の迅速な思考に秩序と整理力が加わります。2番目の関節だけにこぶがある場合、指の短い人々は周りの環境や服装などにも気配りをするでしょう。
 短い指にとって、最も大事な役割を果たすのは親指です。短い指の強烈な性向に、固い決意を示す大きな親指が加わるからです。ただし正しいタイプの親指でない場合は、最悪の組み合わせとなります。
 指先の太い親指に短い指が重なると、粗暴で頑固な親指の性向が加わり、短い指の特質が、堪え難いほど極端になります。
 平坦で神経質な親指だと、すでに迅速過ぎる傾向に神経質な面が加わり、悪い結果を生みます。
 親指の第二指節は論理力を示しますが、これが短ければ、短い指はすでに論理的ではないのに、さらに論理不足になることを示します。これも不運な組み合わせです。
 短い指がよい結果を生むには、知的で健康で強い親指で、すべての面でバランスがとれている必要があるのです。
 短い指はすべての「宮」に強い影響を及ぼします。木星人の「宮」は野心、誇り、宗教、名誉を示しますが、その背後に迅速な思考と衝動が加わります。
 土星の「宮」は、無口、スロー、けち、迷信的な面が弱まります。
 太陽の「宮」はさらに才気縦横になり、機知がきらめきます。もともと直感が優れている「宮」だからです。
 水星の「宮」は、その方が演説家であれ、ビジネスマンであれ、何かの専門家でも、泥棒であっても、閃光のように素早くなります。
 火星の「宮」は、短い指の衝動性によって、危険な冒険に挑まないようにするために助けを必要とします。
 月の「宮」は、さらに迅速になり、利己的なところや夢見がちなところが減少します。
 金星の「宮」の場合は、迅速な思考と衝動性がさらに強まります。
 短い指の指節を見ることも大切です。なぜなら、短い指の持ち主が知的世界、実用世界、本能世界のどの方向にむかっているのかが、指節からわかるからです。これらは知的プロジェクト(第1指節)、ビジネス事業(第2指節)、豊富なワインつきの食事(第3指節)に別れます。
 短い指の持ち主がどのようになるかを判断するには、野心が背後にあるか、あるいは火星人の好戦的な面が強過ぎて、極端な立場に置かれるかを推測することです。つまり「宮」の特質が短い指の背後で働くので、これらの駆動力を見るのです。
 最後にもっとも大切なのは頭脳線を見ることです。頭脳線が強く、明瞭で、まっすぐでしょうか。あるいは落下しているでしょうか。あるいは線が途切れて島の連鎖になっていれば、知的な強靭さとバランスに問題があります。明瞭な頭脳線は健全で健康的な判断力を示します。この要素があれば、他の要素よりも短い指を完璧にします。
 私の考えでは、短い指は正しい特質によって背後から支えられていれば、極めて優れています。彼らに卑小なところは無く、けちでもありません。ものの見方も窮屈でも小人的でもありません。しかし、彼らは細かいことを嫌い、行動や思考が迅速なこと、スローに物事を運ぶことを憎悪することから、つねにミスを犯す危険にさらされています。彼らには注意深い思考と計画性が、欠けているのです。
 彼らは才気縦横ですが、四角状の指の先端と、しっかりした柔軟性のある手と、適切な親指と、明瞭でまっすぐな頭脳線を必要としています。そのような組み合わせがあれば、彼らに不可能はありません。
 一方、とがり状か円すい形の先端をもち、硬い手で粗く神経質な親指を持ち、頭脳線が貧弱なら、その結果がどうなるかは、すでにお気付きでしょう。完璧な失敗の人生です。

(第16章おわり)

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