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第15章 長い指

 
 手を観察していると、通常よりも長い指に遭遇して感銘を受けるときがあります(写真58)。だいたいの手はバランスがとれていますが、時には非常に短い指だと思うこともあります。これはそれぞれ「長い」「普通」「短い」指と呼びます。
 長さについて調べるには、指を、手の平の方に折ってもらい、手首のどこまで届くかを見ます。このようにすると人差し指(木星)が最も短くなります。次に短く見えるのが、実際には長い指である中指です(土星)。そして薬指(太陽)がその位置関係から、もっとも長く見えます。このようになるのは金星宮にたいする指の配置のせいです。
 一般的に信じられているのは、指を閉じると、手首に達するか、少なくとも手の平の端まで届くことです。しかし、このようなケースは稀です。指の下にある「宮」の発達程度によって、届く距離に大きな差が出てきます。したがって、指を閉じた状態だけで判断を下すのは間違いだと私は考えます。
 これまでに見た一番長い手は、アーカンソー州リトルロックから5年前に送られてきたものです。この手は指の先端から手首まで25・4センチもありました。この手では中指がほとんど手首にまで達しそうです(写真59)。この手は極端に長い指のタイプに分類されるべきでしょう。寸法を見るとき、金星宮の中央より下から手首までの間に、指が届くなら、長い指とされます。
 指が長ければ長いほど、長い指の特質が強く現れます。したがって、普通の長さよりも少しだけ長い指に、長い指の特質すべてを与えるのは間違いです。
「長い手」とは、指も手の平も極端に長いものです。この場合、指を閉じても、普通の指よりも少し長く見えるだけです。手の平も長いのでそうなるのです。「長い手」を持つ方は。行動も鈍く、喋り方もスローです。話すときは言葉の音節一つ一つを発音し、物憂げに話し、言葉を言い出すのが遅い傾向があります。
 思考の速い人は、少し聞いただけで、長い手の方が何を言いたいかが分かり、もっと早く、話を終わらせないかな・・・と思います。長い手は知的な働きが遅いことを示しています。したがってこのような方々は行動もスローで、短い手の人々のような迅速性に欠けます。
「長い手」を考察するときは、長い指を忘れてはいけません。長い指に厚みがあるか細いかは大きな違いを生みます。指が細いと、長い指の特質が強まります。たぶんあなたの鑑定評価は下がるでしょう。
 厚みのある指は動物的な力を示し娯楽を求めます。したがって厚みのある長い指ならば、長い指の特質が過多になることが無く、よくない評価も改善されます。上記のような寸法の法則を頭に入れていれば、正しい判断をするのは難しく無いでしょう。しかし、クラス分けは、特別な注意深さが必要です。手を観ただけで正しい判断ができるようになるまでは、寸法に頼ったほうが安全です。
 長い指を持つ方は変わり者です。この方の知性はすべての細部に注意を払います。すべての詳細を探し、各部分に分解した後でないと、その全体像を受け入れようとはしません。この方は特に小さなことに几帳面です。
 よくあるのは、詳細に気を取られて、大きな事を見逃してしまう傾向です。友情に関しても懐疑的で、友情が本物かどうか、いつも自信がありません。このような人々とつき合うには、あなたの姿勢が几帳面である必要があります。相手に関心と尊敬をもっていないと、彼らはすぐにあなたのことを疑います。彼らはすぐに気を悪くします。普通の方ならば気にもしない小さなことで、長い指を持つ方々は侮辱された・・・と思うのです。
 彼らはすべてに注意深いところがあります。服装はきちんとしています。特別に流行を追ってはいませんが、最善を尽くしていることが伺われます。彼らは極端に敏感で、すぐに傷つきます。憎悪を胸にくすぶらせますが、その原因は想像であったり軽い出来事であったりします。
 彼らは細かいこと、瞬間、詳細を見ています。あなたが短い指の持ち主ならば、思うことを素早く口に出すタイプなので、長い指の持ち主と衝突するかもしれません。
 長い指を持つ方を粗末に扱うのは間違いです。彼らは役に立つ貴重で必要な人材なのです。彼らには記憶力がありますし、細かいことを見るのが好きです。つまり詳細に気を使い、注意深い正確な仕事が必要な、会計士や事務員として優秀なのです。
 指が一目で長いことが分かり、四角状の先端を持っているならば、この方は正確さと詳細さがある為、優れた会計士になるでしょう。彼らは1カ月かけて経理をチェックして、収支を合わなくしている1ペニーの狂いを見つけるでしょう。
 指の長い方はスローです。指が滑らかならば、考えを理解するのにそれほど時間がかかりません。しかし長い指がこぶだらけであったら、それは詳細と小さなことを好み(長い指)、さらに分析(こぶのある指)を好みます。したがってこのグループに属する人々は、すべてが極めてスローです。
 彼らはこつこつと働きます。彼らの成功は優秀さとか迅速さからもたらされるわけではありません。ゆっくりと注意深く熱心に時間をかけて働くことから、彼らの成功が生まれます。彼らは辛抱強いのです。人生において、多くの人々が、彼らを追い越していきます。それでも気分を害さないでいられるのは、彼らが辛抱強い為です

 長い指を持つ方が音楽家の場合、注意深さと細部への鋭い観察によって成功します。演奏家なら作曲家の意想から離れることが無く、あらゆる表現や概念に忠実に従います。
 会話では、聞き手をうんざりさせます。彼らは物語を語るとき、あるいは何かを説明するときに、細部にわたって正確に説明するからです。
 文学では精密で説教的なスタイルを持ちます。彼らは細部に注意を払い過ぎるところがあり、長々とうるさいほど説明をします。文学においても、他の分野と同じように、入念な注意深さを見せます。自然の風景について描写させたら、見逃される木も葉もないでしょう。レポーターになれば、見たものすべてを細かく報告するでしょう。詳細への愛情は、彼らを「長たらしい文章を好む」物書きにします。また、訂正や削除などの校正に時間がかかります。
 絵を描かせると対象物のすべてを詳細に描きます。彼らは印象派ではなく、モデルの髪の毛1本1本までていねいに描きます。草地を描かせたら、太いブラシで一塗りするのではなく、草の葉を一本づつていねいに描きます。彼らの絵画では、木々のすべての葉っぱ、鳥のすべての羽、服のすべてのボタンが精密かつ正確に描かれます。
 日常の生活における彼らは、家庭内の小さな楽しみに心を使います。彼らは暖炉のそばに椅子を置いたり、スリッパや新聞の用意をすることを忘れません。家の中を明るくするような、数多くの小さなことに注意を払うのです。彼らはよく気がつき、よく見ており、注意深く、忍耐強く、人生の細部の面倒を見るという非常に大事な仕事します。
 彼らはすべての細部に注意を払うことから、探求心も強いのです。彼らは節だらけの指を持つ人々のように、分析をするのではありません。ただ彼らは何事もよく見ており、見逃したり忘れたりすることが無いのです。
 長い指が示す彼らの注意深さと、観察する性向は、節だらけの指の持ち主と似ているように見えますが、実際は違います。彼らを行動に駆り立てる動機が両者の違いを生むのです。節だらけの指を持つ方は、物事を分析します。一方、指の長い方は、小さなことでも見逃さないように努力しているのです。つまり一方は分析していますが、もう一方は、詳細を見ているのです。
 長い指の人々に見られる欠点の中には、スローなことと単調で退屈なことがあります。彼らは退屈な人々であることが多いのですが、利己的になることがよくあります。なぜかというと、彼らは猜疑心を持って物事を見るので、心が内向きになります。また、彼らは人々の間で自らを押し出そうとはしませんし、そもそも人々と交わることを好みません。
 彼らの利己主義は年月とともに増進します。指が薄く、爪が荒れている場合は、この傾向がさらに強まります。
 長い指を持つ方は利己的になりやすい傾向があることを、念頭に置いておいてください。さらに金星宮と太陽宮のどちらかが発達していない場合は、まず確実に利己的な人々です。月宮が強い場合は、間違いなく利己的です。
 長い指を持つ方は冷血で、同情心に欠ける傾向があります。たまには気前がよく見えるときもありますが、それはけちだと見られたくないからであり、本心ではないことが多いのです。このグループに属する方々は、進んで人の世話をするタイプではありません。自分が楽しめること以外については、しみったれの傾向が強いのです。
 彼らは大胆でも、恐れ知らずでもありません。むしろ臆病な傾向があり、卑屈に屈従するところがあります。この傾向は特に細身の長い指を持つ方に見られます。ただし指の先端がヘラ状であったり、大きな親指であったり、火星宮が発達していたら、彼らには力が与えられており、臆病ではありません。長い指を持つ方々は、親切にされるのは好きですが、自ら進んで親切をすることがありません。
 長い指を持つ方が友人ならば、その方は真実一路の方ではありません。裏切られるかもしれません。彼らは猜疑心が強く、後悔の念をいだき、その傷を舐める傾向があり、偽善的になりやすいのです。指が長く細身ならば、この傾向が強くなります。太くて長い指を持つ方のほうが、正直でしょう。
 長い指を観察するときには、指の先端に注意を払ってください。先端を見ると、この方が、何をどのくらい詳細に探索することを好むのか、その性向が分かるのです。
 指の先端が四角状なら、規則性のある実際的な事柄、ビジネス、常識的な義務などに興味を持っています。ヘラ状の先端ならば、活動と独創性が、この方を動かす力の源になります。したがって優れた発明家、注意深い探検家を生みます。ヘラ状の先端が持つ特質に、長い指の詳細な細心さが加わるからです。この組み合わせは、創造性を発揮するのに最も適しています。四角状の先端では、あまりにもお決まりの手順や慣習にとらわれるので、独創性がでないのです。
 円すい状の先端を持つ場合、長い指の方は芸術方向に流れ、美を愛します。円すい状の先端の特質が、長い指の性向に加わるからです。
 長い指の方は、あらゆる職業、あらゆる階層に見られます。無知な人々にも見られますが、彼らもまた、人生の小さな細部に関心を持つ傾向があります。無知な人々の場合、長い指で、さらに指の先端が円すい状の方が多いかもしれません。彼らが独創的で芸術的な才能を持つとは言えませんが、美を愛することは間違いありません。でもその美の感覚は、あなたの美的感覚とは異なるかもしれません。彼らの知性レベルが魅力を感じるレベルの美なのです。
 長い指の持ち主は、手仕事の世界で力を発揮します。たとえば優れた彫刻師の多くが長い指を持っています。あるいは宝石などの装飾品の非常に繊細な線や編み目模様を作ることができます。彼らは機械の細かな部品を扱えますし、機械作業や機械技術における、細部、極めて小さなことの仕事が上手です。
 馬丁であろうと貴族であろうと、女中であろうと女主人であろうと、長い指の持ち主はいます。それぞれ同じレベルではありませんが、詳細を好む性向があり、細かいことにこだわり、小さなつまらない事柄を観察し、猜疑心が強く、時には利己的で偽善的です。

(第15章おわり)

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