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与那国の海底構造物

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傾斜路

2002年11月22日~25日、12月2日~5日と二度にわたって与那国の海底構造物を調査してきた。
 まずは写真(1)の傾斜路だ。何やら人工的に見えないだろうか? 
 グラハム・ハンコックの『神々の世界』下巻517~521ページにこの傾斜路のことが詳しく書かれている。
 ドイツの地質学者ヴィヒマンが「与那国で見たなかで一番、感銘を受けた」という場所だ。
 11月22日の第1回目のダイブで、ここを見てみたが、周りの風景にとけ込んでおり、泥岩でできていると思われた。泥岩なら遺跡ポイント呼ばれているテ ラスや3角プールのある場所と同じで、写真左側の石垣のような壁ができても地質学的には簡単に説明できる。だが、石灰岩だったら説明が難しくなる。
 だが、どう見ても周りの泥岩でできた岩盤と異なっているようには思えなかった。そこで石垣島のシーマンズクラブ&リゾートホテルに電話して、二名のダイバーの派遣を延期していただいた。
 シーマンズクラブのダイバーたちには、この岩の壁に取りついている海洋付着物を剥がす仕事を手伝ってもらおうと思ったのだ。だが、ここが泥岩ならあまり 意味がない。それに見たところ、道具さえあれば壁の岩石の種類ぐらいは突き止めることができそうだった。そこで、プロのダイバーの助けを借りるのは延期し て、壁がどんな石でできているかを、まず自分で確かめようと考えたのだ。
 12月3日、水中・地中探査技術研究会の太田洋一会長を『傾斜路』に案内した。太田先生の専門は「クラゲ」と「モグラ」だそうだが、水中・地中探査の専門家であり、当然、地質にも詳しい。
 写真(2)のように海洋付着物を剥がしていただいたら、なんとこの壁も床も、反対側の壁の材質も、すべて石灰岩だという。
 この場所は人工的に作られたのだろうか? それとも自然のいたずらか?
 太田先生は「自然でもできるんじゃないの」というご意見。
 私には、「どちらの可能性もある」としか言えないのが残念。
 黄トンボ・コラムニストの末さんが、石壁の左側に落ちている石の大きさを計測したが、石壁の土台の幅とは異なっていた(写真3)。さらに泥岩だった。したがって、石灰岩の壁が崩れて落ちているのではないことがはっきりした。 

***

 与那国の海底構造物の調査を始めて5年になる。そのほとんどは英国の冒険作家グラハム・ハンコックの調査支援だった。与那国島でのダイビングも100回を超えている。
 そもそもダイビングをはじめたのも、ハンコックさんに誘われ、与那国島海底構造物の調査をするためだった。初期の調査のことは『沈黙の神殿』(PHP研究所刊)にも書いたが、その後も調査を続けている。その結果はグラハム・ハンコックの『神々の世界』に詳しい。
 グラハムは2001年で海底調査を打ち切っている。したがって2002年からの海底調査は、彼を支援するためではなく、自らの調査になってしまっている。
 とは言っても、ダイビングよりもお酒を飲みたい私と異なり、グラハムはダイビングそのものが大好き。したがって、与那国でダイビングしようと誘えば、いつでも話に乗ってくるだろう。
 さて、今回のダイビングでは小さな事故が多かった。なぜだろう?
 まず、最初のダイブでは、目と鼻をカバーするマスクが飛んでしまった。全体を押えず、下側だけを押えて、バックロールで背中から海に入ったためだ。
 ダイビングの回数も160回を越えるというのに、なんという初歩的なミスか・・・。
 実はマスクが飛んだだけではなかった。右手にニコンFD100の入ったカメラのハウジングを抱えていたのだが、その腕の部分に、空気を送り込んでくるケーブルが引っ掛かり、顔のマスクも飛んだが空気を吸うマウスピースも飛んだのだ。
 右手は大きくて重たいハウジングを握っている。左手ではマスクを押えている。口のマウスピースは飛んだ! どうしたら息が吸えるのだ!
 しかたなく、カメラのハウジングを足の間に挟み、右手をフリーにして、マウスピースを探したが見つからない。しかたなく、左側にあるオクトパスという空気が流れてくるマウスピースを口に押し込んだ。そして耳抜きをしてからハウジングを掴んだ。
 見上げると船が4~メートルほど上にあるようだ。マスクに水が入っており、ぼんやりとしか見えない。次にマスクを正常の位置にもってきて、左手を自由に した。だが、水が入っているので、周りはぼんやりとしか見えない。降下はしているようだ。次に左手でハウジングを握り、右手でファーストステージのマウス ピースを探し、オクトパスのマウスピースを吐き出してから、口に入れた。この間にも高まる水圧に応じて耳抜きをしている。
 海底近くになってようやく、マスクの中の水を排出できた。耳抜きをしながら海底に着くと、誰も私のトラブルに気付いた人はいない。160回もダイビングをしている人などに、だれも注意を払ってくれないのだ。私などはいまだにダイビング・ド素人だというのに・・・。 

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立神岩ポイント

ダイビングに事故は付き物。だが、どうしてこんなに初歩的なミスをするのだろう? 今回は空気を送ってくるマウスピースを口に突っ込まずに、海に飛び込んだ。しかも腰に付けた重り付きのベルトが、腰の下までずり落ちた。
 右手には例のごとく重たくでかいカメラのハウジングがある。左手でベルトを押え、右手でカメラを握り、ともかく息を吸うため海面に顔を出した。船長の和 泉用八郎さん(写真0)は、涼しい顔をしてこちらを見ている(後で聞いたら、海面に浮上してきたのには気付いていなかった・・・)。
 この辺りは与那国の遺跡ポイントの端にあたり、少し位置がずれると潮にながされてしまう。だが、用八郎さんの泰然自若の姿を見て私の方は安心した。船からは10メートルも離れていたが、まだこの辺りなら大丈夫なのだろうと勘違いしたためだ。
 そこでベルトを引き上げ、左手で強くしめ、すぐにまた左手でオクトパスを掴み、口に差し込み、潜行をはじめた。潜行をはじめたらまたベルトがずれ落ち る。左手を使って耳抜きをしながら、左手でウエイトベルトを引き上げるという作業をしながらの潜行だ。このベルトは新品で、滑りやすかったのだ。
 周りを見渡すと、太田先生は横倒しの姿勢、末さんもトラブっている様子。結局、海底に到着したのはみんな同じくらいのタイミングとなった。このときも、 ガイドもアシスタントのダイビングマスターも、私のトラブルには気付いていない。初心者の末さんを海底に引きずり込むのに汗を流していたからだろう。ダイ ビング経験が160回ともなると、ベテラン扱いされるようだ。こっちは冷や汗をかいているのだが・・・。

* * *

 さて、与那国調査の2つ目の狙いは立神岩にあった。ここに人面岩とか、モアイ岩とかよばれる奇妙な岩がある。黄トンボの仲間たちが、この顔の写真を綿密にとってくれという。それもこの大きな岩を一周して、すべての側面を撮影して欲しいという。(写真1~4)
 このときのダイビングは太陽光線が差し込み、私の体調もよく、気持ち良く潜れ、思い通りの写真も撮影できた。

 目の上と後ろ側に模様があるが、これが何なのかは不明。目の上にも模様があるというが、私には見えない。だが目の中に目玉があることは間違いない(写真5)

 現在、黄トンボ・コラムニストのゴン皇帝が人面岩の模様を分析中だが、かなり面白いとのこと。
 人面岩のすぐ下には平らな石の舞台があり、その先は広い広場となっている。これが地上にあったら、間違いなく祭の場として使われるだろう。(写真6)
 立神岩というのは海面にそびえる奇妙な石だが、海底の部分には奇妙なトンネルがある。東西にまっすぐ走るトンネルは、ちょうど一人がダイビングして通れるほどの大きさ。二〇メートルほどのトンネルを抜けて反対側に着くとそこには、巨石がごろごろ転がっている。
 このトンネルも自然にできたのだろうか? 人工だとしても、製作の目的が今一つ読めない。写真もたくさんあるが、なかなか絵にならない。入り口は小さいし、中は暗いし、狭い。
 立神岩から西に一〇〇メートルも行くと、与那国の報道番組に必ず出てくる岩がある。(写真7-8)
 この岩の表面には文字のような切り込みと、石を切るときの連続する穴の様なものが開いている。
 これは岩を割るときに空ける穴だろうか? 与那国島の比川の海岸には台湾の石工が来て割ったという石が残っている。その穴とも似ている(写真9)。
  インドの南東部のチェンナイ市の南一帯は古代から巨石文化が栄えたところ。マハーバリプラムという日本で言えば鎌倉のような由緒ある町があるが、そこには 海岸寺院や岩窟寺院がある。そしてそばの岩山は与那国の海底遺跡のように階段状に削られている。ここで見かけた岩の割りかたも同じだった。与那国の海底構 造物も、このようにして割られていた可能性は十分にあるだろう。 (つづく) 

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遺跡ポイント

遺跡ポイントは、与那国でも一番有名なポイント。最近では与那国島にダイビングしに来るダイバーたちの半数の目当てが「遺跡ポイント」だという。本来は中級ダイバーにふさわしいダイビングスポットなのにもかかわらず、初心者がどっと訪れているそうだ。
 世の中は大不況でダイビング熱も冷めているが、ここ与那国だけはダイバー客が増加しているとのこと。
 12月のダイブでは、カメラ&ハウジングの代わりに、水準器と巻き尺を抱えて遺跡ポイントに潜った。壁やテラスの水平度を調べ、高さや幅が縄文尺の長さ になっているかどうかを調べたのだ。遺跡ポイントのテラスや3角プールや、亀石が縄文尺で作られていたら、この構造物は縄文人によって人工的に作られたこ とになる(写真1~3)。
 縄文人は1万8000年前から日本列島で土器などを作っていたから、沖縄に縄文人が住んでいてもおかしくない。沖縄本島で見つかった有名な「港川人」もそのころの人だ。
 縄文尺は富山市教育委員会の藤田富士夫さんの研究によると、単位が35センチだという。
 そこでテラスと3角プールと亀石のところで、高さや幅を計測してみた。その結果は残念ながら、いずれも35センチの倍数ではなかった。もっとも計測したのはそれぞれの場所で2カ所程度であり、サンプル調査にすぎない。
 亀石というのは2つあり隣あっている。興味深いことにこの二つの亀石の土台の岩の高さは全く同じで78センチあった。その上の岩の高さは九〇センチ。
 水中・地中探査技術研究会の太田洋一会長は、この亀石の下に手を入れてみたが、深い溝があり「2枚の岩が重ねられているみたいだな」と首をかしげていた。
 水準器を使って、テラスの壁の垂直度、テラスの床の水平度を計測したが、驚いたことに目で見た感じがそのまま正しいことが分かった。垂直の壁だと思って測ってみると垂直だし、水平だと思ってテラスの床に水準器を置くとやはり目盛りは水平だと告げる。
 一方、これは傾斜しているな・・・と思って測ると、必ず傾斜している。人間の水平感覚は水の中でもかなり正確なのに違いない。ゆらゆら揺れて泳いでいても、水平垂直のバランス感覚は保てるようだ。
 そうなると、遺跡ポイントのテラスや壁は異常に垂直、水平の場所が多いことになる。
  5年前から遺跡ポイントでダイビングしていて、巻き尺で計測したのは初めてだった。これまでは写真ばかり撮っていたのだ。遺跡ポイントは巨大だが、この構 造物の隅々まで細密に計測したら、何か分かるのではないか、という気がした。そうすればもちろん、現在作られているよりももっと精密な構造物の模型も作る ことができる。
 遺跡ポイントの東側、亀石の北側に、深く切れた溝がある。この溝の一番奥の底にドルメンがあるのでないかと琉球大学の木村政昭教授は言う(写真4)。こ こがエジプトの大ピラミッドで言う石棺などが置かれている場所に当たるというのだ(「海底宮殿」木村政昭著p73,p82)。だが、ここはあまりにも大ピ ラミッドの王の間とは雰囲気が異なる。
 それよりも、黄トンボの表紙の「与那国海底遺跡プロジェクト」に使っている写真の岩の方が興味深い。この岩は遺跡ポイントのテラスの上部にあるのだが、 計測しみれば、東西南北に方位が合わされているかもしれない。これとそっくりの石が南米ペルーのマチュピチ遺跡にあるが、見事に方位を指し示していた。
 今回はじめて訪れた場所の写真を見て欲しい。何やら人工的な壁に見える。ここは遺跡ポイントから西に二〇〇メートルも行ったところだ。四 角い石や丸石もごろごろしているが、太田先生によると、自然の造形だろうという。与那国島の海底には興味深い地形がたくさんある・・・とつくづく思う。
 あと調査したいところは東崎(あがりざき)の最先端にある遺跡ポイントそっくりの場所だ。遺跡ポイントにそっくりだが、何やら古ぼけてみえる。ここと遺跡ポイントの関係はなんなのか? 与那国の謎は当分解けそうもない。 

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