Shun Daichi
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第6章 手のしなやかさ

1. すべてのしなやかなものは、硬いものに比べて、多様な状況に対応できます。
2. しなやかな手は圧力をかけられると曲がります。一方、硬い手は、同じ圧力をかけられても曲がらないか、あるいは折れてしまいます。
3. 手は心の状態と質の反映ですから、しなやかな手はしなやかな心を示しています。一方か硬い手は硬い心を示しています。
 まずは手を検討することによって、手のしなやかさの程度を見るわけですが、それにより顧客の知的パワーを判断する始まりになります。この検討を通して、この章の最初に書かれた3つの点について深く理解してください。
 手のしなやかさは、手がどのくらい裏側に曲がるかで分かります。手の硬さを調べるには、あなたの左手の手のひらの上に顧客の手のひらを上にして載せてもらい、右手で、顧客の手を下にできる限り曲げてみます。
 このようにして顧客の両手を調べたら、手全体がしなやかかどうかを見ます。拳(こぶし:指のつけの根の関節)からしか曲がらないでしょうか? 拳のところだけではなく、指を含む手の全体がしなやかに折れ曲がる人もいます。
 手のしなやかさは多彩です。人によっては45度の角度近くまで曲がる人もいます。あるいはまっすぐに立たず、手のひら側に曲がったままの人もいます。
 手が非常にしなやかな人は女性に多く見られます。男性でしなやかな手を持つ人は、非常に稀です。手のしなやかさは心のしなやかさを示すだけでなく、細部にあるものを見逃さない傾向を持ちます。
 それでは最初に硬い手から説明しましょう。写真20のように手が内側に曲がっている人がいます。このような手は、用心深く、不動で、閉ざされた、狭くてけちな心を示しています。このような手を持つ人は、あらゆる面から見て柔軟性や順応性に欠けています。
 このタイプの人は、新しい考え方や仕事を恐れます。ご先祖さまのしきたりや、服装や生き方に満足しています。先祖や父親が持っていた政治的・宗教的信念を持っており、それをやめさせようと議論しても、それはまったく無駄な努力に終わります。
 このような方が、現在の世代の方法や態度を見ると、暖炉や駅馬車を懐かしく思い、それを「古き良き日々」と言います。彼の視野は狭く、その結果、度量も狭くなります。助けが必要だ、と言われると、「私はお金のために必死に働いた。彼らも同じことをするべきだ」と答えます。
 また、失敗をするのは、昔ながらのやり方が無視されているからだと考え、「新しい気取った考え方」がみんなを堕落させていると考えます。
 このようなタイプの人はハードに働き、節約することで成功しています。それ以外の方法で成功することなど、想像すらできません。つまりこのような方は、考えが窮屈で狭く、しみったれで、ものの見方が進歩的ではありません。心に柔軟性や伸縮性を欠いていますし、手もしなやかではありません。
 しかし彼は、驚くほど口が堅いでしょう。そこで彼に秘密を話しても安全です。でもそれはあなたのことを思って秘密を守るのではありません。彼は手に入れたものを手放すことができないのです。彼はあなたの秘密をどん欲に保持しますが、それは手に入れたお金を手放さないのと同じです。これが硬い手を持つ人の特徴です。変幻きわまりない人生の旅において、彼は時間の車輪に踏みつぶされます。なぜなら彼は曲がりませんし、変化する出来事に対応できないからです。このような人の手は通常硬いのです。
 別の方の手は、後ろに曲げると、指が自然にまっすぐに立ちます。内側に曲がってはいません。(写真21) このような手は、ごくわずかですが、後ろ側に曲がるケースもあります。このような手は中間的な存在で、正常なものです。このような手を持つ方は、バランス感覚に優れ、行動が安定しており、時代に後れることもなく、自己制御ができます。
 このような手の方は、極端に走ることがありません。内省的で人の話をよく聞きますし、聞いたことを理解できます。頭の古い頑固者ではありませんし、事を急いだり、過剰に興奮することもありません。お金の使い方も正当ですし、助けが必要な方には手を差し伸べます。でもむやみに同情や慈善事業をすることもありません。
 彼にとって人生は問題だらけで、真剣に捉えています。彼は頭と心を使って人生を理解しようと思慮深く努力しています。
 彼は人生を鳥瞰図のように見ています。人類を取り巻く困難を理解していますが、それを修復するのに古き良き時代に戻るべきだとは言いません。同時に新しい考え方で、すべてをひっくり返すような革命を起こすべきだとも考えません。
 彼は思慮深く、包容力があり、まじめで、同情的ですが、限度をわきまえています。一言で言うと、この方はバランスのとれた方で、極端に走る方ではありません。このような手は通常、伸縮性に富みますし、活力に満ちているとあなたは感じるでしょう。

もう一つのタイプは、極端に柔軟性のある手です(写真22)。
 指は手の持ち主に苦痛を与えずに、美しくカーブを描いて曲がります。指はよく動き、骨は軟骨のように思えます。このような手を前後に曲げてみると、柔軟性に富み、優れた機能を持つことが感じ取れます。手は状況に適応して形を変えることが出きるのです。このように柔軟な手は、伸縮性のある豊かな心を示し、頭脳の感性も鋭く、何でも受け入れる用意があり、理解力も優れています。
 このような手を持つ人は環境への順応力があり、多才で、いろいろ提示をしてもいちいち図解の説明を必要としません。
 しかし柔軟性に富むことには、危険性が伴います。このような手の持ち主は才気縦横ですが、それが裏目に出ることもあるのです。高度な多様性を持つこの方は、多くのことをすることができます。多くの才能を持つので、それが時には一つの方向に集中できない状態を生み出します。つまり「何でも屋」になりがちなのです。
 柔軟性に富んだ手の持ち主は、極めて同情的で、気前が良いでしょう。彼にとってお金とは、欲しいものを手に入れるために必要なものであり、貯蔵しておくようなものだとは考えていません。このような人々は高級品を楽しみますが、それは贅沢が好きだからです。とかく奢侈に走るのは、このような手を持つ人々の特徴です。
 彼らは感情的で、悲しい話に心を動かされますし、人に何かを与える用意が常にあります。彼らの思考は敏速で、物事の理解も早く、ただ時々、すべてを急ぎ過ぎる傾向があります。
 この優れた手を持つ人々は、多くの素晴らしい業績を上げることができます。この手は夢想家の手ではなく、生命力・行動力に飛んでいますが、一方、あまりにも才気縦横で、それがマイナスになるときがあります。
 彼らはあまりにも多くのことができ過ぎるため、心をいろいろな方向に向け過ぎます。あまりにも才能が豊かで、自己制御ができないと、才能が無駄に使われることにもなります。
 硬い手を持つ人が倹約家であったのに対し、柔軟性に富んだ手を持つ人は浪費を好みます。でも浪費という要素は、結果的に彼らのプラスになります。すなわち、彼らは極めて思慮深い人々なので、正しく指摘されれば自らの欠点に気づきます。そして豊かな資質があるので、大きく変わります。
 つまり自然に持つ豊かな才能をコントロールするよう、硬く決心をするのです。そうなるとこのような手を持つ人々は大成功者になります。
 指の最初の節だけが柔軟で、残りの手が普通で、すべての指が、柔軟な人に比べて、3分の1ほど曲がる人も居ます。このような方の知的な面での柔軟性も、非常に柔軟な手の方の3分の1ほどになります。
 写真23のように、指の付け根の関節でよく曲がる人は、音楽的な手であり、実行力に富むことを示します。このような手を持つ方も、極端に柔軟性のある手を持つ人と同様に、浪費の傾向を持ちます。
 この章で扱ったような手を持つ方を探すのは易しいと思います。最初の硬い手は中年の農民によく見られます。柔軟な手は至るところで見られます。このような手を、あなたは注意深く比較しなくてはいけません。
 もし左手が硬く、右手が柔軟性を持つならば、その方はメンタル的に成長しています。頭脳がより伸縮性を持つようになり、性格も硬さがとれて柔軟性を帯びてきているのです。
 もしも左手が柔軟性に富み、右手が硬いならば、この方は、どんどんきつい性格になっているのでしょう。注意深くなり多様性が減少し、性格も柔軟性のある手の人から、硬い手の人の性格に変化してきているのです。
 このようにして観察すると、その方が昔は浪費家であったのに、年をとるとともに、けちになったことを見事に指摘できたりします。
 両手の「質」を注意深く学べば、その方の状態がどのように変遷してきたかを語ることができます。柔軟性を持つようになってきたのか、硬くなってきたのか、どちらの方向に傾いているかが分かります。

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