Shun Daichi
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 9 愛と信念は想像力に影響を与える
 
 いま、あなたは知的な心の魔術を見ようとしています。あなた自身が魔術師であることを知ろうとしています。それは知的な心を使うことで実現します。思考とはものです。思うということは、心を使うことであり、心は、大生命力の創造の法則の一部です。いたるところに一つの心または創造の法則が働いています。あなたの思考、信念、イメージなど、心に持っているものは、すべて、あなたの体験に現れます。
 
あなたは絵やプランやパターンで思う
 
 あなたが大生命力に提供する心のイメージは、感情である愛や信念によって方向を与えられます。だから、あなたが想像力で作るプランや絵は、自覚する知識や指令もなしに作られます。一方、あなたは選ぶ力を持っていまから、意識的に好みのままに、プランを作れます。プラン(青写真)を自分のために作り、それをかたく持ちつづけることです。そして、そのプランが、すでにできあがっているかのようにふるまう。そうすると、あなたはそれを体験します。大生命力は、自覚を持って思考する人が作り、固く心に持ちつづけたプランが、開花するのを拒めないのです。ぜひ、あなたの想像力を使ってください。そして手段をつくして、建設的に使ってください。
 あなたの想像力に仕事をさせなさい。心のなかでプランを作りなさい。それに姿かたちを与えなさい。それから、その絵を、心に愛を持ち、自信を持って、楽に、しかも固く持ちつづけなさい。無理押しや威圧などはしませんが、強い確信を持って、そのプランを大生命力に渡し、その達成に完全な信念を置きなさい。そうすれば、大生命力の創造の法則を使うことになります。これは、あなたが植物のタネを地にまき、愛のこもる世話をすれば、植物が生長することを拒みえないのと同じです。大生命力はあなたに応答しないわけにはいかないのです。
 不幸にして、多くの人は無意識的に、望みもしない絵を心の中に作り、その絵を頑固に固く持ちつづけます。彼らの望まないこういう絵は、否定的な信念や、否定的な感情から生じています。もし、人がおのれを健全に愛さないとき、もし大生命力から拒否された、役だたぬ欠陥多き弱者だと思いこめば、敗北者としての絵を描くのです。もしおのれに対して批判的な、愛なき態度をとるならば、おのれを病めるものとして描くかもしれません。あるいは想像のなかで、苦難がつきまとい、前途にはさらに大きな苦悩が横たわる絵を見るのかもしれません。大生命力は即応する性質をもちますから、彼が送りこむ絵に応じてなんでも生みだすしかないのです。
 バイブルのなかの、ヨブの話をご存知ですか。ヨブは金持で健康でりっぱな家族を持っていましたが、いつしか病的な人に変わりました。いくつかの重大なあやまちをしてから、おのれについてひどく批判的になり、家族も、牛馬や家禽の群れや、貯蓄を失う自分の姿を想像のなかに見ました。また、一人っきりになり、見放され、友人もない自分を想像しました。すると、まさしくそのとおりになったのです。家族や友人や財産をみな失いました。そういう苦境に陥ってからは、自分を正当だとして、失敗の責任を他に転嫁し、友だちを責め、神を呪いました。しかし、あらゆる非難や豪語や狂乱も、事態を救うことができませんでした。そうこうしているうちに、ある日気がついたのは、巨大な創造の力を悪用したために、不幸な体験を招いたことでした。そして・・・
 「私がひどく恐れたことが、私にふりかかって来た」という、有名なことばを吐いたのでした。
 彼を没落させた同じ力を、もし建設的に使えば、きっと成功すると、彼は見ぬきました。頭のいい男でしたから、想像力のなかに、まえと違った絵を作りはじめました。おのれに対する、また友人に対する、そして大生命力に対する彼の態度を変えました。彼をあざむいた友の幸福のために祈りました。信念を否定的から肯定的に変えると、まもなく財産も運命も再建されていきました。彼についての話は、りっぱな家族を持ち、前よりも二倍の牛馬や、羊や、らくだや、また多くの友人を持つようになったということで終わっています。
 彼は心の創造力を認めて・・・
 「汝は一つのことを宣言せよ。そうすれば、そのことは汝になされる」と言いました。これを現代語に直せば「あなたがなにかの決意をすれば、それはそのとおりになる」となります。
 
 あなたのプランは感情の在り方に左右される
 
 あなたの心のなかの絵やプランは、あなたの態度によって左右されます。したがって、第四章で述べた、神について、あなたや他の人たちについて、法律や運不運について、不死について、あなたが心からなにを信じるかによって、絵が左右されます。もしも憎しみや恐怖に圧倒されていると、心のイメージは、そういう感情によって左右されます。恐怖をまえにして、あなたが在りたいと思い、またなしたいと思う絵やプランを作る努力をすると、無理に自分を強いることになりますが、その絵をしばらくは持ち続けることができます。しかし、無理じいをやめると、恐怖や疑いなどが絵をぶちこわし、ほかの望まない絵に置き変わってしまいます。潜在意識内の強い感情が、結局、あなたの想像力のなかにできたプランを支配してしまいます。
 さて、ここに否定的なイメージを肯定的なものに変えるのに有効でたやすい方法があります。他の人びとに、また、あなた自身に健全な同情的な興味を持つ決意をしましょう。あなた自身や他の人びとを健全に愛しましょう。神の能力や性質が各個人に、化身となってはいっているという信念を持ちましょう。そしてその結果、あなたも他人も、高く評価しましょう。つまりあなたはご自分や他人の善さを知ったわけです。あなたは周囲いたるところに満ち、いたるところで燃え上がろうとする大生命力の愛や、その即応力を認め、だれでも使えるものだと知っています。創造する心が与えられていることを知り、あなた自身のためと同じように、他人のためにも善を望みます。そうすれば、あなたの新しい信念の在り方に応じて、自動的に絵やプランを作れます。拒絶することを知らない大生命力は、必ず応答してきます。あなたの信念、心の在り方に、つねに応答してきます。
 もしも劣等感や罪悪感があって、おのれをさげすむとすれば、それは真のあなた、大生命力の化身であるあなたにふさわしくない絵を、心の中に描くことになります。旧約聖書のソロモン王が書いたと伝えられる伝道の書には、
 「見よ! 私は知った。神は人々を正しい人として造った。しかし人々は多くのことを考えだした」とあります。
あなた自身への態度を変え、信念を変え、あなた自身を愛し、また尊ぶとき、心のなかの絵は変わり、体験の世界も変わります。しかし、心や感情に反して、無理じいすると、絵は長く保てないことを忘れてはなりません。
 
 多くの人は無意味にただ生きるのみ
 
 愛は感情です。私どもは自動的に、愛するものにはなんでも注意を向けます。愛する人びとに、善いことのすべてを望みます。だから、まずおのれを健全に愛することを学んで、おのれに信念を置かなければなりません。つぎに他人を愛し、大生命力のすべてを愛し、他人と大生命力に信念を置くべきです。
 もし、他人とともに健康かつ幸福に生きたいならば、あなたも私も古い否定的な心の在り方を捨てるべきです。普通より上のところへおのれを引きあげねばなりません。大部分の人はどろまみれになって人生をあがき進みますが、体や、身辺のことや、対人関係に故障を持ちすぎています。古い否定的な考えを捨てないからです。
心配や恐怖は、肯定的な信念でもって置きかえることができます。古傷や古い挫折感や失敗感を投げ捨て、自分自身や他の人びとに健全な関心をよせることができます。憎しみは愛をもって置きかえられます。愛は私たちの信念に影響し、信念は想像に方向を与えます。そこでキリストの弟子ポウロが「愛は法則が実現した結果」と言った意味がよくわかります。法則とは私どもの想像力や身辺を支配する信念の法則です。私たちの信念は、われわれの関心や態度を変えると変わります。人びとに純粋に興味を持ち、われわれのため、人びとのため、大生命力のために善を欲求することにより、私たちの信念は変わります。また、喜びに関心を持ち、大生命力そのものの解明や表現に興味をよせると、私たちの信念は変わります。この考え方が意識に固く定着すると、私たちは己をコントロールすることができ、己のコントロールができると、体験の世界のコントロールもできます。
 つぎの章では、罪をゆるすこと・・・言いかえれば、古い否定的な心の在り方を捨てて、そこに新しい心の在り方を投入し、それを保持できることを話しあいます。「知的な心は、形を作りだす力を持つ」と言われます。あなたが心を有効に使うには、心配や恐怖、憎しみ、悪口、怒り、あるいは抵抗などの古い心の在り方を除き去ることが必要です。あらゆる否定的な思考、信念、考えや感情などは、心を使うにあたって、誤った方向へ導きやすいので、捨てなければなりません。愛と信念は、創造する力を正しく導きます。
 実に「人は心に思うごとく、そのとおりになる」のです。