Shun Daichi
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茂在プロジェクト

茂在寅男先生と沖縄で対談

現在、黄トンボでは壮大な計画を実施中です。それは、茂在プロジェクト!
 プロジェクトと言うと大げさに聞こえますが、このホームページに起稿しているメンバーの数人が中心となり、茂在寅男先生と沖縄で対談を行い出版すると言う物です。
  茂在寅男とは何者?と思う方が大半だと思いますが、実は大変な大人物なのです。茂在氏の肩書きは、東京商船大学名誉教授 工学博士で、海洋考古学の分野で 大活躍している先生です。茂在氏の何処がすごいのかと言うと、これまで残してきた数々の功績も然る事ながら、彼こそ本当の意味での「ゴッドハンド」なので す。
 彼は、水中の遺跡や遺物が何処にあるかを、ぴたりと言い当てると言うすごい技を持っているのです。もちろん何処かのアマチュア考古学者と違って、海底に遺物を沈めたりなどと言う事はありません。
茂在氏は、この特殊な能力(洞察力、勘あるいは超能力?)により数々の水中遺跡や遺構を発見してきました。  南米チチカカ湖の湖底から謎の水中遺跡を発見して有名になった事も有ります。
ここまで書けば、なぜ茂在氏と沖縄で対談を行ったかが、わかった方もいると思いますが、ずばり対談の目的は与那国の水中遺跡です。水中遺跡と言う言い方には異論も有りますが、日本最西端の島与那国島の海底から見つかった海底遺跡としか思われない水中モニュメントの事です。
 ここ数年、テレビなどで盛んに取り上げられているので、ご存知の方も多いと思います。
 今回、この遺跡の見学をメインイベントとして、広く古代の海洋文明や海上交流のお話を茂在氏に伺おうと言う企画なのです。決して対談にこじつけた沖縄観光では有りません??
   対談は、10月31日から11月3日まで、沖縄県の石垣島と与那国島で行われました。
 いずれ、対談内容は出版される予定ですので興味のある方は、ぜひ読んでください。
 何?お金を払ってまで他人の対談など読みたくない。ご心配なく、そう言う人のために、次週から数回にわたり対談の様子を対談紀行としてお届けします。
 題して「カルタゴ皇帝ゴンプレゼンツ 茂在プロジェクト番外編」です。対談集には、出てこない裏話満載ですよ。黄トンボを作成しているメンバー達の隠れた素顔もお届けします。 対談者:
茂在寅男・・・東京商船大学名誉教授 工学博士
大地瞬・・・・ジャーナリスト 黄トンボホームページのウェッブマスターです。
あきら@すずき・・・・歴史作家 巨石に目を発見するのが得意技
三神たける・・・某有名雑誌社勤務 日ュ同祖論ならお任せ!著作多数。
カルタゴ皇帝ゴン・・・某医療メーカー勤務 実態は冷酷無比の独裁者。
協力者:八木政幸、高橋正昌、佐伯良江、綿貫信一

対談1日目

2001年10月31日 対談1日目
 本日の対談場所は、沖縄県石垣島シーマンズクラブリゾートです。 石垣島西部の有名な観光地、川平湾に程近い静かな入り江スクジビーチに面したリゾートホテルです。
 このリゾートホテルは、黄トンボに資金援助をしてくださっている一部上場企業の社長、W氏の所有するもので、今回も滞在費用など、さまざまな面で援助をいただきました。
 私以外のメンバーは、前日から石垣島に入り、この日午前中から対談を行っていたのですが、私は仕事の都合上、この日午後からの参加となりました。
 飛行機が少し遅れ午後一時過ぎに石垣島到着。 暑い! とても明日から11月とは思えない暑さでした。 日本が面積の割には大きいのだ!と言う事を実感 しながら、一路タクシーでホテルに向かう。 このホテルのたった一つの問題(良い点かもしれない)は、石垣の空港、中心街から遠い事だ。
 タクシーで30分近く走って、南欧のプチリゾートをイメージしたと言うホテルのロビーに到着。 このホテルの立地は最高で、ロビーから続く外庭には一面 のマングローブ林が広がっている。 その向こうはスクジビーチだ。ロビー横のパルミエバーが営業中なのを確認しつつ、そそくさとチェックインをすませた。
 本当ならこのままパルミエバーでカクテルなど一杯と言いたいところだが、ここはぐっと我慢して対談に向かう。対談は、今はオフシーズンの為クローズしているレストラン・ジョセフィーヌを借り切って行っていた。
 三神さんが議長役を勤め、大地さん、@すずきさんが質問しているところに割って入った。 実は何を隠そう、この私も茂在氏と会うのは初めてで、手短な挨拶を済ませた後、即対談に加わった。
 今日の対談のテーマは、午前が歴史時代の航海と文化の交流、午後が縄文人の航海と文化の交流だった。
 茂在氏の対談内容を簡単に要約すると
  1. 歴史時代の航海と文化の交流は多種多様な物で、日本人はどこからきたかと言う単純な答えは出ない。 日本はUnited Peopleつまり合衆国なのだ。
     一例として日本の数の数え方は、いく通りもある。 イチ、ニ、サン、シ、と言う数の数え方は、チベット語そのものであり、ヒ、フ、ミ、ヨやヒトツ、フタツ、ミッツなどヘブライ語の影響を受けた数の数え方が存在する。
     古代の日本には明らかにユダヤ人が大量に渡来しており、神道なども、ユダヤ教の影響を受けて発達した物である。
     ユダヤ人と、しばらく暮らしてみるとあまりにも日本人と似ている事に驚かされる。
  2. 縄文の有名な遺跡、三内丸山に関しては、山林の村落ではなく港町である。 その証拠に北の谷と呼ばれるところは、自然の谷ではなく人口の入り江である。 茂在氏は実際谷の続きがあるはずだと指摘して見事その場所を突き止めたそうだ。
     北の谷は、海に繋がった入り江として整備されていて、世界に繋がる国際港としての役割を果たしていた。
  3. 縄文人は、いわゆるカタマラン船を知っていた。 ただしカタマラン船の定義自体が間違っており筏も立派なカタマラン船である。 超太古においては、筏を使用していた可能性が高いが、縄文人の一部は明らかに広く船で交易をした形跡が見られる。
     縄文時代の大規模な船が発見されないからと言って持っていなかった証拠にはならない。
  4. 縄文人が黒潮に乗ってアメリカ大陸に達していた可能性が高い。 黒潮に乗った場合、カナダ南部からのアメリカ西海岸付近にたどり着く可能性が高い。
     縄文土器とそっくりのバルディビア土器が発見される南米エクアドルも、黒潮からパナマ付近の反流に乗る事により比較的簡単にたどり着く事が出来る。
  5. 沖縄で使用されていた結縄文字・藁算と、南米の結縄文字・キープは、偶然別々に発達したのではなく繋がりがあるのが当然と考えられる。
 以上、対談のほんの一部の抜粋ではあるが、上記のような茂在氏の考えを伺い本日の対談は終了。
 夕食までの1時間ちょっと、休息を取る事になった。
 もちろん私が、一目散に向かった先はロビーバーのパルミエだ。 このバーが、又、最高に雰囲気が良い! おまけにカウンターの中では、かわいいお姉さんがシェイカーを振っているではないか!
 カウンターに腰を下ろし、「マルガリータをお願いします」 ・・すると、お姉さんが申し訳なさそうに「あのう、バーは5時でいったんクローズして、夜の準備に入るんですけど、後10分しか時間が有りませんが、良いですか?」
 なにー!? そんなのありかよーと思いつつも、マルガリータを注文し、一気に飲み干す。
   夕食は、船蔵と言うとっても高そうな、高級沖縄料理店だった。 豆腐_が出てきた。
 豆腐を赤麹に漬け込んで発酵させた沖縄独特の食べ物で、泡盛のおつまみに最高の一品だった。 満足!満足!
 夜、晴れていたら星を見る予定だったが、あいにく?曇っていたので、再びパルミエバーに一直進。 テーブル席に座り対談夜の部を行っているまじめなメンバー達を尻目に、三神さんと二人でカウンターに陣取る。
 「私、パシュトゥーン人よ! 今日アフガンから流れ着いたよ」と分けのわからぬ挨拶をする三神さんの横で、再びマルガリータを注文する。 落ち着いて飲めるマルガリータはうまい。
 ふとテーブル席で熱く語っているメンバーの方を向くと、@すずきさんと目があった。
 すかさず、カウンターの方に向かってくる。 どうやら抜ける機会をうかがっていた様子だ。 ・・・おいおい! 呼んでなんかいないぞ。
 @すずきさんいわく、「いや~ 今日は気分が良い。 最高!」 ・・・嘘こけ! さっきまで風邪で絶不調だったくせに。
 結局、入れ替わり、立ち替わり理由をつけては、カウンターにやってきてバーテンダーのお姉さんと対談を始めた黄トンボメンバーでした。

対談2日目

 11月1日 対談2日目
 本日の対談場所は、沖縄県石垣島から場所を移し与那国島です。しかし今日は、翌日の対談のインスピレーションを得る為に、与那国島の海底遺跡の見学と島内観光が目的で正式な対談は無し。
 夕べの飲みすぎがたたり、頭痛のする中を一路、石垣空港へ向かい小さな飛行機に乗る。
  何しろ、荷物が重い!実は星見の為に天体望遠鏡を持ってきていたのだ。望遠鏡は専用の巨大なスーツケースにいれて持ち運びしていた。 与那国島にこんなに巨大なスーツケースを持っていくのは、きっと私だけだろうと思いつつもスーツケースを預ける。ところが与那国島についてびっくり、ずい ぶん多くの人が大きなスーツケースを持って来ているのだ。後でわかったことだが、与那国島にやってくる観光客の大半は、ダイビングが目的で、巨大なスーツ ケースにはダイビング機材が入れられていた。
 宿に到着後、沖縄そばの昼食を取る。麺食い?の私にとっては、最高のご馳走だ。
 さて、いよいよ水中遺跡の見学だが、茂在氏の年齢(何と87歳)を考慮して、底がガラスのグラスボートで眺める事になった。しかし、グラスボートはスピードが遅く行き帰りに時間がかかるため、事前に遺跡付近に移動しておき、別の船で行き洋上で乗り移る事になった。  水中遺跡がある付近は、流れが激しくかなり揺れが激しい中での、ボートからボートへの乗り移りだった。 しかし皆の心配をよそに茂在氏は軽々と乗り移ることが出来た。
 実は、私はグラスボートが大嫌いなのだ。前回、フロリダに言ったときグラスボートに乗った事があるのだが、船が停泊しガラス越しに海の底を眺め初めて程 なく船酔いにかかってしまった。しかし、せっかく金を払って乗ったボート、何が何でも見てやるぞと思い船底を見ているうちに、船酔いは進み完全にダウン! 結局、グラスボートに乗った物の、ほとんど海を見ることなく、仰向けになり空を眺める破目になったのだ。
 今回も、この嫌な思い出がよみがえった。しかし今回は、水中遺跡の海域までは快適なボートで行く事が出来たので、一安心。全員グラスボートに乗り移り海上から水中遺跡を望みこむ。限られた視界ではあるが、完璧に幾何学的な石の構造物が見えてきた。
 はじめてみる遺跡の姿はやはり神秘的だった。
 しかし、そんな感激も一瞬の出来事、あっという間に船酔いにかかりダウン。何も知らずにはしゃいでいる黄トンボメンバーをよそに一人青ざめてしまった。 まったく情けない!しかし酔った自分にとっては、このまま死んでしまうのではないかと言うくらい気分の悪さだ。
 陸に上がった時は、本当に生き返った気分だった。 これからは、マイクロバスで島内観光だ。バスの中には、冷たい飲み物・・もちろんオリオンビール・・などがあったが、とてもビールを飲む気分ではなくレモネード!
 レモネードを飲みながらバスは、サンアイイソバのお墓につく。サンアイソバは、伝説上の女酋長で巨人だったらしい。この付近は、高台になっているのだ が、かなり最近まで海の底にあったらしく、岩の割れ目には今でも舟虫がいると言う事だ。その後、耳岩、亀甲墓や昔ののろし台など興味深いところを訪れた 後、サンニヌ台に到着した。
 サンニヌ台は、水中遺跡の近くにあり、水中遺跡同様幾何学的な石の構造物で知られている。しかし、ついてみて判ったのだが同じ幾何学的といっても、水中 遺跡とは明らかに異なる。水中遺跡は、誰が見ても明らかに石を人工的に加工した印象を受けるのだが、ここの構造物は、石が規則的に剥離した跡にしか見えな いのだ。
 琉球大学の教授木村氏は、サンニヌ台の中にも人工の手が加わった跡が見られると言う事だが、私にはハッキリ判らない。確かに中央の三角形の広場は、一見人工的にも思えるが、自然だと言われても反論出来るほどの物でもない。
 サンニヌ台にはフェニキア文字が描かれていると言われる岸壁もあったので写真をとってきた。中央少し上のY字型に並んだ刻みがフェニキア文字だそうです。人工の文字に見えますか?
  観光を終えた跡、国境と言う与那国島の郷土料理の店に言った。何と巨大なヤシガニのコース料理だったのだが、美味かった。ヤシガニはサイパンでも食べた事 があるが、まったく味が違っていた。 サイパンのヤシガニのカニ味噌はココナッツの味がするのだが、ここのヤシガニの味噌は違うのだ。 聞いてみるとヤシ ガニのくせに好物は椰子ではなくアダンと言う植物らしい。
 ヤシガニに満足したところで宿に戻り、テラスで2次会をしながら、持ってきた望遠鏡で星を見ることになった。ところが何と、望遠鏡を入れたスーツケースの鍵を石垣島のホテルに置いてきていたのだ。
 せっかく、今日は綺麗な星空が出ているのに何ということだ~!仕方がないので、双眼鏡でアンドロメダを見る。この時期は本当にアンドロメダが綺麗なのだ が、星見になれない仲間に、固定できない双眼鏡で見せられるすべは無く、一人感激!その横で、@すずき氏は、泡盛を飲みながら今日は最高を連発してい た。・・・確かに今日は、昨日の泡盛で消毒したらしく調子よさそうだ!  

対談3日目

11月2日 対談3日目
 本日も対談場所は、沖縄県の与那国島です。 与那国島にもW氏の所有するシーマンズクラブの建物があり、午前中その建物のリビングで対談を行う事になった。
 断崖の上にあり東シナ海を一望できるテラス状の広いリビングだ。
 今日の内容は、水中遺跡と先史時代の文化の交流がテーマだった。
 茂在氏の考えを要約すると以下のようになる。
  1. 水中遺跡は人工物である。 しかし、完全な人工物ではなく元々存在した地形を利用して手を加え、神殿に仕立てたように思われる。
  2. 元々、与那国島周辺の岩は、直角に剥離しやすい性質を持ったものが多そうだ。 古代人がこの性質を利用しなかったはずが無い。
  3. 与那国島は、東西に見事に均衡の取れた形をしている神秘の島だ。 古代人の信仰の対象としては良い島だ。 島全体が古代においては神殿的要素を持っていたと考えることも可能だ
  4. 与那国島の信仰対象でミミ岩は、オリオン座の三ツ星を意味しているとも考えられる。 三ツ星は、自分の緯度を知る上で重要になる星なので、古代の航海者においては神聖視されていた。
  5. ヘブライ人の一部が、インドを経由して、船で出雲に上陸している。 古代人が広く広く航海を行っていたのは間違いない。
  6. 北太平洋は、簡単に言うと時計回りに海流が流れている。 よってその海流に乗れば、日本付近からアメリカ大陸に航海することが出来る。 日本付近からアメリカ大陸付近までは、2ヶ月ぐらいかかる。
  7. 太平洋の流れに乗ってアメリカまで到達すると本流は赤道手前で離れていくが、それに付随する反流が必ず生じる。 その反流に乗れればエクアドル付近に到達する事は以外にかんたんである。
  8. インドネシアと日本も文化が共通したところがある。 天女の羽衣伝説は、インドネシア付近から流れてきた人間を見たものに違いない。 なぜなら伝説に出てくる羽衣はインドネシアの民族衣装にそっくりなのだ。
 このような内容を、茂在氏から伺いながら本日の対談は終了。 昼食を取り、そのまま午後の飛行機で、再び石垣島に戻る。
 茂在氏の勧めで一行は、エラブ海蛇の乾燥した物を売っている売店に向かう。 興味がてらに見るだけかと思いきや、何とほとんど全員海蛇を購入するではな いか! 爬虫類、昆虫嫌いの私にとっては考えられない事だ。 よほど、海蛇が売れたのだろう、店からドラゴンフルーツやパイナップルをダンボール箱一杯お 土産にもらい帰路につく。
 そのまま、シーマンズクラブに戻りレストランジョセフィーヌを貸し切りで豪華な夕食タイムになった。 料理も最高だが、今日は星も綺麗で宴会は盛り上がった。 しかし、茂在氏の人脈はすごい物で、夕食を取っている最中にも地元の有力者が挨拶に駆けつけるほどなのだ。
 夕食後は早速、望遠鏡を持ち出し、星見をはじめた。 月が出ているので、あまり観測には適さなかったが、それでもアンドロメダやオリオン座の大星雲などは十分に楽しめた。
 こうして沖縄最後の夜は、全員で星を見ておしまい。 あとは、翌日の午前中を残すのみ!

対談4日目

11月3日 対談4日目
 最後の対談は、再び石垣島シーマンズクラブのレストランジョセフィーヌです。さすがに、連日の飲みすぎがたたり少しグロッキー気味(私だけか?@すずきさんは、今日も異常に元気そうだ!)の中で対談スタート。
 今日の茂在氏のお話の内容は、 
  1. 正確な地図を作成するには、経度を測ることが必要で、それには正確な時計・クロノメータの発明によりはじめて可能になった。それにもかかわら ず、古代の地図の一部は比較的正確に書かれたものがあり不思議だ。磁力をつかった、複雑で独自な経度の測定方法を知っていたのではないか。
  2. 世界各地に残る洪水伝説は、実際に古代に起こったことの記憶に間違いない。おそらく氷河期の終了に伴った海進を記憶にとどめた物ではないか。
  3. シュメール以前の未知の文明の存在を信じるほうだ。現在の文明だって何らかの原因、たとえばテロや戦争で滅んだとしても何もおかしくない状態にある。古代に滅んだ文明があってもおかしくない。
 以上、茂在氏が文明が滅びるのではないかと心配しているらしい事がわかった。超能力者の茂在氏がそのような事を心配していると知って一同マジに不安になった。
 でも一瞬だけ!これでデューティーは終わりだ。あとは遊んで帰るだけ。
 @すずきさんの風邪が完璧に治ったのは、やはり良い薬のせい!ということで早速、昼食後には沖縄古来の薬・泡盛を買いに行く。初めて知ったのだが、泡盛はタイ米で作られているらしい。
 お買い物も済んで、あとはとっとと買えるだけ。@すずきさんの口癖が写ったのか、茂在氏も帰るころには、最高!を連発していた。
 さてこの対談が、どのような形で出版に結びつくか?これからが大変だ!